バスメイク施工事例48 石川県 金沢市 彦三町

当社【メンテナンス・ノウハウ公開】
タイル浴室(1.5坪)FRP防水メンテナンス
築約25年分譲マンション(金沢市・彦三)8階浴室。浴室洗い場でシャワーや掛け湯をすると漏水する。
7階マンションオーナーから苦情あり天井および壁を汚す。
原因は、在来タイル浴室のため長年の使用で防水層が切れ漏水した様子。
漏水場所の調査をするが、特定できず。





ユニットバスへの入替えを検討。しかし壁の構造躯体の取り壊しが必要であり、入替えによる他の部分への悪影響、経費、時間が膨大。
結果、費用・時間とも約1/3程度で可能なFRP防水を兼ねた浴室美化工法に決定した。壁高さ80センチ以下FRP完全防水とする。

◎タイル面を塩酸で脱脂清掃後、表面をグラインダーで削り樹脂の密着性を確保。



◎プライマーを壁・土間全体に塗布。壁タイル面はガラスマットを敷き詰め浴槽用の特殊樹脂を脱泡ローラーで均一に染みこます(含浸)。
土間タイル面はより強度のあるロービングクロスを敷き詰め同じく脱泡ローラーで均一に染みこます(含浸)。
プラスチックの厚みをしっかり付けるため、タイル壁・カウンター類×2工程、タイル床は×3工程繰り返す。



◎約8時間硬化後、ローラー目が付いているFRP樹脂の凹凸を均一に削る。更により仕上がり面を美しくするため表面に耐熱パテを塗布、再研磨。


◎最研磨後、ホワイト色の中間積層樹脂を壁・カウンター全体に塗布、指でさわり指紋が付く程度硬化後、
その上に、人工大理石調の石目樹脂を均一に塗布。更に深みを出すためクリアー樹脂を重ねる。



◎8時間硬化確認後、全体を再サンディング、表面保護専用のトップコート樹脂を塗布、鏡面化する。


◎先にFRP防水を施した土間床に、更に強度・美化を増すため床用FRPパネルを専用樹脂で敷設。
その際、水勾配と浮きに神経を使う。
床パネル回りを防水シールする。



◎排水口まわりを、しっかり防水。
壁の見切り、サッシまわりをシール
完成。